勉強すれば

『なるほどね』となる。

日本は支那や朝鮮、あるいは東南アジアや太平洋の島々を侵略したとか、植民地支配したとか、いまだに言う人がいるけれど、歴史をしらないにもほどがある、と思います。

ひとつの例をあげます。
インドネシアです。

インドネシアには、1596年(日本でいったら秀吉が朝鮮出兵をしていた頃)、オランダの商船がインドネシアの香辛料を求めてやってきました。

そして6年後の1602年には、オランダの東インド会社がジャワ島に進出しています。

オランダは、インドネシア全域を支配します。
そして人口のわずか0.5%しかいないオランダ人が、インドネシアの全経済の65%を独占する。
インドネシアにいるオランダ人たちは、まるで王侯貴族のような贅沢の限りを尽くし、人口の99.5%を占めるインドネシアの原住民達は徹底的な搾取の対象となる。

インドネシア人たちには、集会や結社の自由、団体行動の自由はありません。
彼らは道ばたで3人で話をしているだけで逮捕、拘留、またはその場で暴行を受け、あるいは殺された。
何をされても、どんなあ被害にあっても、彼らには正当な裁判を受ける権利もなければ、警察による保護もありません。

学校もない。
植民地支配の原則は、原住民から教育を奪うことだからです。

農作物は、オランダ人の指定する作物のみ、栽培を強制される。
それでは死んでしまうからと、こっそり自分たちの食べるための作物を作るのだけれど、見つかれば収奪されてしまう。

原住民は、野良犬以下の存在として扱われる。
犬が入れても、インドネシア人が入れない施設さえあった。
男女とも、単なる労働力であり、若い女性はあたりまえのように陵辱されたといいます。
愛する女性(ひと)を奪われまいと抵抗すれば、その男性には死が与えられた。

要するに、侵略、植民地支配というのは、支配された側には一切の私権も人権も与えられない、単なる奴隷としてしか生かされず、徹底的に収奪されたということです。

先日、たまたま食事時にテレビを点けたら、太平洋の島々で、「日本が現地の人達を植民地統治した」と述べていました。
まるでデタラメです。
日本の太平洋の島々の統治は、当時の国際連盟からの信託統治であって、日本が武力をもって制圧したのとはわけが違う。
「植民地統治」と「信託統治」では、意味が全然異なります。

日本はそこで何をやったか。
現地に学校を作り、現地の人々に教育を与え、将来独立して自治を行えるよう行政を教え、身を守るための軍事教練を施し、一緒に歌を歌い、集会や結社の自由を認め、現地の人達に自活のための農作業や、効率的な漁業を教え、同じ人として、戸籍を整備し、人々の名前をちゃんと登記した。

これは、日本が彼らを「植民地支配」したというのとは、明らかに内容が異なります。
日本は、八紘一宇の精神のもと、彼らのために、彼らがひとつの民族として独立し、独り立ちして日本と対等な立場で互いに交流できるよう、彼らを教導したのです。

繰り返しますが、日本が行ったのは、欧米の「植民地支配」とはまるで内容が異なる。
日本が行ったのは、あくまで彼らの独立のための人道的「統治」であって、収奪のための「支配」ではない。
このあたり、日本語の使い方を、絶対に間違えないでもらいたいものです。

インドネシアに話を戻します。
昭和17(1942)年3月、大東亜戦争の最中、日本はインドネシアに上陸しました。
そして日本は、わずか9日間でオランダ軍を前面降伏させた。
たった9日です。すごい。

オランダを降伏させた日本は、すぐにインドネシアに軍政を敷いた。
こうして、346年続いたオランダの植民地統治が終わったのです。

日本は、まずインドネシアの公用語としてのオランダ語を禁止しました。
そしてインドネシア人たちのために、インドネシア語を普及した。

さらにインドネシアの若者達に軍事教練を課し、インドネシア郷土防衛義勇軍などのインドネシア人によるインドネシア人のための軍隊を組織し、またその組織の運営方法を教えました。
彼らにインドネシアの独立のための訓練を施したのです。

大東亜戦争の終戦は、昭和20(1945)年8月15日ですが、そのわずか二日後の8月17日には、インドネシアは独立宣言を行っています。

そして再び植民地支配を行おうと戻って来たオランダ軍と衝突した。
この戦いには、二千人もの元日本兵らも参加しています。

彼ら元日本兵は、戦いに慣れていないインドネシア軍を指揮するにあたり、常に最前線に出て戦ったといいます。
そのため、約半数が亡くなっている。

そして昭和24(1949)年11月、ついにオランダはインドネシアの再植民地化をあきらめ、インドネシアの独立を認めたのです。

インドネシアは、民族の誇りを胸に独立しました。
そして、これがインドネシアの国旗です。

インドネシアの国旗


お勧めの本があります。

「インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実−大東亜戦争は侵略戦争ではなかった」
という本です。
大感動します。